臨床試験_20161025_02

化学療法が始まるとき、
腫瘍内科の先生から、色々説明をしてもらったことの中に

「JCOG1204: 再発高リスク乳癌術後患者の標準的フォローアップとインテンシブフォローアップの比較第3相試験」
っていう臨床試験へ参加してもらえませんか?
というのがあった。

(このときの記事はこちら

もし断ったとしても、
病院で治療を受けるにあたっての待遇は、なんのデメリットもないけど、
(もちろん参加してもメリットはないけど)参加させてもらうことにした。

この臨床試験は、
JCOG(ジェイコグ)っていう研究グループがやっているもので、
このJCOGでは、いろんながんの治癒率の向上と、がん治療の質の向上を目指して研究活動をしている、んだそう。

この臨床試験へ参加の話をされたのは、化学療法を始めるとき。
内容は、簡単に言うと、
患者を2つの群(A群・B群)にランダムに分けて、
片方の群(A群)は「今まで通りの検査種類と検査頻度で、定期検査する群」、
もう片方の群(B群)は「A群よりも詳しい検査方法も入れて、頻回に定期検査する群」、として観察する。

で、
A群とB群で、どっちの群の再発患者の方が予後がいいかを見極めようというもの。

一番最初に先生から話を聞いたときは、さらっと聞き流していたことも多くて、
「いっぱい検査して、再発も早く見つけてもらえるかもなら、いいじゃん!」っていう程度に思って、参加を決めた。

臨床試験への参加は、
その臨床試験が対象とする患者の定義が、しっかりと定まっている。
この臨床試験の場合、ひとことで言ったら、
「再発高リスク乳癌術後患者」。

再発リスクが低い患者が参加して、
再発する人が少なけりゃ、研究として成り立たないからね。

そうか~…。
あとになってから気づいたよ。「再発ハイリスク患者」だ、アタシ。
・・・って、

っていうか、
最初の先生の説明の中では、「高リスク」「ハイリスク」なんていう言葉は、全くなかった。
うちへ帰ってから、ネットでググるうちに、
JCOGのサイトで試験概要全文のPDFを見つけて、

で、病院でもらった説明資料をよ~く見てみたら、端っこのほうに小さい字で、
臨床試験のタイトル名が出ていて、ようやくちゃんとわかった、っていう始末。

説明不足だった、なんてコトは全然ないんだけどね。
先生は大事なことは、ちゃんと説明してくれたし。


でも悪いけど、この研究には役に立ちたくないな。
この研究で役に立つってことは、再発するってことでしょ?
したくないもん。

ちなみに私、
どっちの群になったのか、あとで先生に聞いたら、「A群」。
なーんだ、今までどおりの検査なのね。


今日書いた過去記事はこちら↓↓
  2014.10.22  精神腫瘍科の通院日

ではでは。
今日はこれにて。


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